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11日 2月 2018

すり切り一杯の不幸せ

昼過ぎにテレビを見たらメドベージェワ選手が滑っていたので、もしやと思って確認したらオリンピックでした。

気づいたら始まってたんですね、オリンピック。

 

このメドベージェワ選手、今回は国の代表ではなく個人として出場しているとのことで、国名ではなくオリンピック・アスリート・フロム・ロシア、略してOARという枠に入っているそうです。ロシア自体は不参加というか、参加する権利を与えられなかったんですね。

 

ロシアと言えば、スポーツ選手以外で日本人にもおなじみのロシア人として、プーチン大統領と並んで名前があがりそうなのが、現首相のメドベージェフ氏ではないでしょうか。

このメドベージェフ氏とメドベージェワ選手、よく似た苗字だなと気になっていました。

そこで、ロシアに留学経験もありロシア語を学んでいる現役の大学生に、何か関係があるのか聞いてみたところ、「知らない」との答え。

 

これではお話にならないので調べました。

よく似た苗字なのではなく、同じ苗字なのだそうです。

ロシアでは、同じ家の人でも男性と女性で変化する苗字が多いのだとか。

男性の「~ノフ」や「~ジェフ」は女性では「~ノワ」「~ジェワ」と変化します。メドベージェワ選手、ラジオノワ選手がこれです。

男性の「~スキー」は女性では「~スカヤ」になるそうです。同じくフィギュアスケートのスターだったリプニツカヤ選手の苗字がこのパターンですね。

ちなみに、日本での一般的な表記に合わせて「メドベージェワ」と書きましたが、ロシア語には実際は「ワ」という音はありません。vの音(キリル文字ではв)で終わる苗字がvaに変化していますので、「メドベージェヴァ」のほうがより原語に近いようです。

 

非常に基本的なことのようですが、なぜロシア語を勉強している学生がこのことを知らないのか疑問だったので、再び先ほどの学生に確認したところ、「ロシア人を苗字で呼ぶことってないんだよね。苗字なんて聞いたことすらない人がほとんどだし」だそうです。こういうのも、実体験を伴った生きた知識って感じがしますね。

 

と、ここまで本当にどうでもいいことを書いてきました。

なぜこんなことを書いたかというと、とても気になっていることがあるからです。

 

 

以前在籍していたある生徒が「学校で習ってないから分からない」と言うことが何度かありました。

私は、この考え方はとても良くないと思っています。

塾で説明したことなのに、「学校で習ってない」という理由で分からないなんておかしいです。

学校で習ったことでできないことがあるのも普通ですし、学校で習ってなくてもできることだって普通あるはずです。「学校で習ってない」と「できない」はそれほど関係ないように思います。

 

お世話になっているある塾の先生から「それはただの常套句だから気にしちゃダメ」と言われたことがあります。

確かに、そこまで深い意味はなく、なんとなく言っているだけのような気もしますので、毎回毎回真っ正面から真に受けて反発するのもおかしいのかもしれません。でも何だかすごく気になります。

 

小さなころの私にとって、「学校で習わない知識」というのは、とてもワクワクするような大変な宝物でした。

小学校の低学年のころに、NHKから出版されたクイズの本を読んでいて、「ガラスは粘度の高い液体で、固体ではない」ということを知ったときには、世界がガラッと変わったような衝撃を受けました(現在では「液体みたいな固体」ぐらいの考え方になったようです)。そういうことはいつまでたっても忘れないものです。

 

習ったことしかできない人間なんて目指さないでください。

「学校で習う」というどうしようもなくチンケな器に、小さな知識を一粒ずつ入れて、表面が平らになって一杯になったらおしまい。みたいなことを望んでいたら、せっかくの若い時間が無駄になります。それぞれの知識は点のままで、つながり合って線になることもありません。

どこで習うとか習わないとか、本当にどうでもいいです。何でもかんでも興味を持てばいいんです。好奇心の赴くままに、どこへでも行けばいいんです。保護者のみなさんは、可能な限り口も手も出さずにそれを見守ってあげてください。すり切り一杯のみみっちくてつまらない生き方をやめるだけで、可能性が大きく広がります。

 

誤解のないように書き添えますが、「学校で習うこと」だってもちろん大事です。

教える側に問題がないわけではないですが、学ぶ側の姿勢を変えるだけでも、教育の効果はまったく変わります。それが、同じ授業を受けている生徒でも理解度がまったく違う理由の一つです。

チャンスはほとんどの人に平等に訪れています。まずは学ぶ姿勢を考え直しましょう。

学校の授業を活かすために、ときには学校という枠をはずす勇気も必要ですよ。

 

 

冒頭に書いたどうでもいい話の件です。

ロシア人の苗字なんて、一生関係ない人が多いでしょう。私だってどちらかと言えば関係ないです。

私が書いたくだらない文章を読んで、「ほー、勉強になったなぁ」とまで思う必要はありません。「へぇ」ぐらいでいいです。

ただ、「学校で習わない余計なことを知って損した」なんて思っているようでは、勉強なんかできるようになりません。

 

どうでもいいような知識がときどき意外な方向につながります。

どんな知識がどのようにつながるか、それは誰にも分かりません。ですが、それはいつか必ず起こることで、体験してみれば面白さが分かるはずです。

 

自分を小さな箱の中に閉じ込めても、得なことなんて一つもありません。

一回しかない自分の人生です。殻をやぶって飛び出しましょう。

そう、あのマトリョーシカのように。(イマイチなオチで着地に失敗)

tagPlaceholderカテゴリ: 2018年

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